お知らせ
脳卒中と口腔状態の関わり
2023.02.19
脳卒中はどんな病気?
脳卒中は、突然発症する脳血管の病気の総称です。
①血管が詰まる「脳梗塞」 ②血管が切れる「脳出血」 ③脳動脈瘤が破裂して起こる「くも膜下出血」の3つに分けられます。
その主な原因になるのが「動脈硬化」
動脈硬化とは、動脈の内壁が傷つき、修復しようと炎症細胞が集まることで、血管の壁が厚みを増していく現象をいいます。ドロドロの血液や血液の塊がたまり、血管の内側が徐々に細くなったり、血管がつまりやすくなります。また、血管の壁が厚くなり血液が流れにくくなるため、心臓が頑張り血圧を上げます。
この状態で…
血管が詰まると→脳梗塞 血圧の上昇に血管が耐えきれなくなると→脳出血 動脈瘤が破裂すると→くも膜下出血 となります。
脳卒中にならないためにきをつけたいことは?
脳卒中を防ぐには「動脈硬化の予防」が重要です。
塩分を控え、バランスの良い食事をとることや適度な運動習慣をもつことなどです。また、就寝前、起床時、風呂上がりなどに「コップ1杯の水」で水分補給することで血栓予防になります。
口腔ケアと脳卒中
歯周病は血液疾患、呼吸器疾患のほか全身に様々な影響を及ぼし、脳卒中との関連も注目されていす。
問題になるのは歯周病原因菌。歯周病や虫歯を放置することで、歯肉などの傷から菌が血管内に入り、心臓の弁に菌が付着すると感染性心内膜炎という病気になるだけでなく、その菌が血液を介して脳に流入して、細菌性の脳動脈瘤をつくることがあります。
歯周病は首の動脈の動脈硬化を引き起こす可能性も指摘されています。さらに脳卒中発症後は、麻痺や筋力の低下で歯磨きが難しくなることも多くあります。歯科通院による歯周病対策は、脳卒中の予防・再発を防止するうえでとても重要な意味をもつのです。
プラーク(歯垢) |
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