お知らせ

口呼吸について②

2023.03.12

前回の続きで口呼吸についてお話しさせていただきます。

まず、自分が鼻呼吸をしているのか口呼吸をしているのか意識してみないとよく分からないと思います。

気になった方は、ぜひチェックしてみて下さい。

口呼吸になっているかも?チェックリスト

①鼻炎持ち

②イビキをかいている

③唇が乾燥しやすい

④上唇が富士山型

⑤意識しないでいると口が開いている

⑥唇を閉じようとするとアゴのところに力が入り「梅干し」ができる

⑦口が「への字口」

⑧鼻の穴を意識して動かすことができない

もし、1つでも当てはまれば、口呼吸しているかもしれません。

口呼吸の治し方

①鼻に疾患があれば耳鼻科を受診する

鼻に疾患があり、鼻で呼吸ができない場合があります。アレルギー性鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎)、骨格性の疾患の場合、鼻の通りが悪く口呼吸となってしまいます。

この場合は、耳鼻科での治療が必要です。

また、上の奥歯の根っこが膿んでしまい歯が原因で副鼻腔炎になることもあります。

この場合は、歯科治療により改善します。

②鼻呼吸を意識する

歯並びや鼻に問題がなくても、習慣や癖で口呼吸をしている場合があります。

この場合は普段から意識をし、口が開きっぱなしになっていないか、しっかり鼻呼吸をしているかを気をつけることで、口呼吸から鼻呼吸へ改善できることがあります。

③口周りの筋肉を鍛える

口呼吸の方は、口周りの筋肉に力が入っておらず、唇や舌などの筋肉が弱くなっています。

「あいうべ体操」などのトレーニングにより、口周りの筋肉を強化することで自然と口を閉じられる様になり、鼻呼吸へ改善できます。

あいうべ体操」に関しては以前に「口腔機能低下症について」でやり方を少し詳しく書いてますので読んでみて下さい

 

 

④矯正治療

歯並びが悪いことで、口が閉じにくかったり、舌が収まるスペースが狭く、それらが原因で口呼吸になっている場合があります。

矯正治療により歯並びを治すことで、舌を正しい位置に置けるようになったり、出っ歯などを治すことで口が閉じやすくなります。

 

口呼吸には様々な原因があり、それによって治療法も変わってきます。

お子様の口呼吸は健全な成長を妨げることにも繋がりますので、早期発見、早期治療が有効です。

気になる方は、ご連絡ください。

一覧に戻る