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歯垢(プラーク)について

2023.05.14

今回は歯垢(プラーク)についてお話しします。

歯垢・プラーク、歯石って聞いたことあるけどなんなの?とわからない方も多いと思います。

歯垢(プラーク)とは、歯に付着する細菌やその代謝物でネバネバした白い塊です。食べカスや歯石と同じものと勘違いされている方もいらっしゃいますが全くの別物です。

プラーク1g(1円玉と同じ重さ)には、1,000億個の細菌が存在します。

鼻水1gの中には10万個の細菌と言われているので、お口の中の細菌は桁違いに多いことが分かります。

歯ブラシが苦手な人の場合、口腔内には1兆個の細菌がいると言われており便よりも多くの細菌が存在しています。

この歯垢(プラーク)に存在している虫歯原因菌や歯周病原因菌が、私たちの歯や歯肉に様々な影響を与えています。

そして、時には全身に悪影響を与えているのです。

歯垢(プラーク)を除去するには

この虫歯・歯周病の原因となる歯垢を除去するには、毎日の歯ブラシや補助器具によるケアを徹底することが大切です。

また、歯石は歯垢(プラーク)が唾液の成分で石灰化し硬くなったものを言います。

歯石になってしまうと歯ブラシでは除去できないため歯科医院で除去することになります。

普段のブラッシングは自分なりにしっかりしていると思っていても、多くの方が正しく磨けていないのが実状です。

歯ブラシの持ち方や、歯ブラシの種類の選び方、歯ブラシの角度や動かし方、歯磨き剤についてなど定期検診の際に説明させていただいているので疑問に思ったことがあればご質問ください。

痛くないから歯医者に行かなくても大丈夫!ではなく定期検診によってどこが磨き残しがあり虫歯のリスクが高いのか歯周病の進行程度がどのくらいなのかを理解し毎日の口腔ケアに繋げ健康な口腔内を保ようにしましょう。

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